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7月30日 木曜日 晴れ

ETC は確かに便利だ。
左ハンドルの車に乗っている者としては、料金所のたびにシフトレバーをPにして、助手席の窓に手を伸ばさなくてもよくなったのは、どれほどありがたいことか。
街の駐車場にもこのシステムを使ってくれないかとさえ思う。

でもやっぱりどこかオカシイ気がしてしかたがない。
たとえば例の1000円高速、みんな同じように自動車税や重量税を払っているのに、なんでETCをつけている車だけにしか適用されないのか。ETCを優遇することで、なんかオイシイ思いをするところがあるから、そういう法律を作ったんじゃないのか。
このETC に、なんかとんでもない利権が潜んでいるんじゃないのか。

不穏な気配。

ETCを管理・運営しているのは財団法人・道路システム高度化推進機構というところ。
通称ORSE、国土交通所管の財団法人で、初代理事長は「名古屋のドン」トヨタ元社長現会長の張富士夫氏、現理事長はトヨタ自動車元社長現副会長の渡辺捷昭氏、理事長はもちろん非常勤で、専務理事(実質のボス)は、元国土交通省北海道局長の村岡憲司氏、常勤の常務理事として元国土交通省大臣官房総括監察官の石原孝氏ほか2名、あとの理事は調べなくてもわかる、国交省のOBと車載器メーカーとカード会社の役員に決まってる。
典型的な天下りの受け皿財団であり業界直結の利益誘導組織だろう。

この財団に入るお金は、ETC一台あたりセットアップ料と称する手数料525円とカード発行手数料として94円50銭、計619.5円、6月現在でのセットアップ数の累計が3,134万台(道路システム高度化推進機構HP)だから、ざっと194億円がこの財団に流れ込んだ計算になる。
それだけじゃなく、「車載器購入助成」という名目で、支給された一台あたり5,250円( x 330万台)の補助金が税金から、このETCシステムのために支出されている。

増やしたいはずだよ。
しかも民主党が政権とって、約束どおり高速無料(これは民主党の約束じゃなく、最初に高速道路を造ったときの自民党の約束だ)になったら、意味がなくなる組織だから、その前にかき集めろっていうのが、この1000円高速のカラクリじゃないのかと、調べてみたらよくわかった。

前に調べた暫定税率リサイクル・システムもそうだったけど、なんかわけのわからないままに、いいようにやられている感じ。

どこかでほくそ笑んでいるヤツがいるのは許せないけど、さて、どうしたらいいんだろう。

それが問題。

便利なものが必ずしもいいものだとはいえない。


■ そのETC

240からV70XCに乗り換えたSさんから、ETCの車載器を移設してほしいというご依頼。

持ってきていただい車載器を取り付けてセットアップ、何の問題もない日常的な作業だが、
いただいたお金の中が天下り官僚のポケットに入るかと思うとあまり気分は良くない。

Sさんのせいではないのだが。


■ なくなったので

住吉区にお住まいのAさんからメールでのお問い合わせ。

93/240Wを昨年購入したが、今まで世話になっていた店がなくなってしまったので、診てくれるところがなくて困っていらっしゃるとのこと。

こういうのが昨年あたりから増えてきた、やっぱり不景気の影響だろう。
240のような旧い車(最新型で16年前というモデルですから)に乗っている人にとって、その車の健康維持にホームドクターは欠かせない存在で、それがなくなって困るというのはよく理解できることなので、リスクの多い仕事だけれど、できるかぎりお力になれればと思っている。

ただ、いきなり来られてというのは段取り上ちょっと困るわけで、こうやってきちんとメールなり電話なりいただけるのはたいへんありがたい。別にそれで何かが変わるわけではないけれど、こういうちょっとしたマナーは、ものごとがスムーズにいくための潤滑油の役割を持っているんじゃないかと思う。


□ あがらない

Y夫人の99/V70。

「やってしまいました」
ご主人から電話がはいったのは一昨日だ。

YさんのV70は、以前から左リアの窓の「下がるけど上らない」という不具合をかかえているのだが、あまり使わない窓だし、お金もかかる(スイッチの交換)から、とにかく使わないように「やりくり」しましょうということで合意していた。

ところがたまにしかその車に乗らないご主人(正確にはご主人のお知り合い)が、うっかりとその窓のスイッチをさわってしまったのだ。

「嫁に言うたら怒られるからナイショで直してください」

と最初は言っておられたYさんだが、けっきょくはすべて白状した上で、来店された。

V70のリア窓は、子供が触ったときに動かないようにするために、運転席にセーフティスイッチが付いている。 そのスイッチを常時オンにしておけば、窓は下がることはないですからとお伝えしていたのだが、ご主人が乗ったときどういうわけかそれがOFFになっていたらしい。

ドアの内張りを外し、窓ガラスを定位置に戻し、スイッチのカプラーを外した。
完全停止。

直し方はわかっているのだから、どうしても必要なときに直せばいいだけなのだ。
ついでに、このエリアでは必要のない、そのくせよく壊れて直すのに高い装置のヘッドライトワイパーも、配線をカットした。変な位置で止まってしまうよりは(これがけっこうあるんです)先にカットしておいたほうがいいだろうという判断。

こういう整備も、「あると思います」


□ 斜めに動く

2年前に買っていただいて、今年の5月に車検を受けたUさんの97/940W入庫。

940のパワーシートで、前後の動作のとき、片側(右)が残って片側(左)だけが動く、つまり座面が斜めに動くという症状である。
これは940としては「おなじみ」の不具合で、それは右側のシートを動かすケーブルが左のものより長いということに起因するものだ。
最初の頃は仕組みがよくわからなかったので、手間のかかる(=お金もかかる)ケーブルの交換をお願いしていたのだが(ディーラーにもっていけば間違いなく今もケーブル交換で処方される、ケーブル交換はシートを外して、モーターも触らなければならないから、高価な修理になってしまうのだ)、ウチのメカニックが、研究の末この不具合の仕組みを解明し、今ではすごく簡単に(=安く)修理できるようになった。

日頃扱うことが多い車種は、メンテナンスのポイントも自然とわかってくるし、240や940のようなコンピュータ制御がそれほど多くないモデルだと、このシートケーブルのように、ちょっとしたことで交換せずに直すことができたりする。
また、うちのメカニックHが、そういうのを発見したり、工夫したりすることが大好きなのだ。

専門店の必殺技は、まだまだあるので、また折をみて紹介させていただきます。


□ 思いのほか

お預かりしている NEW FACE Nさんの97/850 T-5Wの点検結果のレポートが出た。

月曜日に点検したエアコンはともかく、メカニカルなところは思いのほか状態が良いようだ。
もちろん細かくはいくつかあるが、購入された金額からすると、上々ではないかという結論。

朗報なので、まずはその旨を電話でお知らせして、見積り作成に入る。


and so on,


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by yoshimi-auto | 2009-07-31 17:48 | diary
7月28日 火曜日 曇り

買っていただいた車の点検・整備と並行して週末に預かった車のメンテナンスが進む。
原因の解明と直し方の検討、見積り、そして作業の手配。

サービススタッフは実際の作業をするのでなく、お客様とのコミュニケーション(現場とエンドユーザーをつなぐ編集者として)や、作業の流れをつくっていく(現場のディレクターとして)こと、つまり眼には見えないことでフィーをいただくわけだから、お客様の要望を探りつつ、全体の流れを把握して、それぞれのスタッフがリズム良く動けるように心を配らなければならない。

たったひとつのパーツが足りないだけで、そのリズムが崩れてしまうのだ。


板金の仕事を全面的にお願いしているM板金さんから、立派なピオーネをいただいた。
岡山出身のMさんからは、この時期いつも白桃をいただくのだが、今年は天候不順で成長が悪かったそうだ。ともあれ、こうやって日々の仕事をいっしょにしている、いわばチームの仲間から、季節の便りを届けてもらえるのは、とてもウレシイ。


■ 奇遇

とても珍しい960のストレッチ・モデル、「ROYAL 」に乗っていらっしゃるSさんから、ひさしぶりメールをいただいた。Sさんは、豊中にあった前の店の時のお客様で、今の場所に引っ越してから4年経つから、ほんとうに久しぶりだ。

びっくりしたのは、ウチで940を買っていただいて今もケアをさせていただいているTさんが、Sさんの娘さんが所属している吹奏楽部の顧問の先生だったということ、さらに、もう何年も前に熊本からわざわざ来られてご購入いただいたAさん(名前を忘れてしまった)のワインレッドの95/960 2.5Wが、なんと今このSさんの手元にあるということだ。

なんという奇遇。

何年もお会いしていない方から突然いただくメールも嬉しいが、この偶然にはちょっと驚いた。
「縁」というのはホントに「異なもの」である。


□ 朝来たら

朝来たら、Fさんの88/240Wが駐車場にちょこんと座っていた。

お仕事の関係で店が開いている時間になかなかお預かりできないFさんの240は、ウチで車のキーをずっと預かっていて、何かあると夜に来て、車を置いて帰っていただくことになっている(お返しするときも同様)。

今回は燃料ポンプリレーの交換。
ポンプリレーがやられると走れなくなってしまうから、今それが悪いわけではないが、ちょっとなんかそういう気配があるとお知らせをいただいていたし、今までのメンテナンスを調べたら、燃料ポンプ(メイン)は一度交換しているが、燃料系でそれ以外には手が入っていないので、交換をおススメした。いわゆる予防的メンテナンスというやつである。

実際にはそれが悪いかどうかは確定できないが、手を入れたところは確実に原因から消去できるわけだから、こうやって予防的にやっていただけるのはありがたい。
240はとてもシンプルな車で、不具合のポイントは限られているから、こういったちょっとした予防的なケアは、かなり有効だと思う。


□ 97/940 エアコン

月曜日にお預かりしたNさんの97/940W、風はでるが冷えないという典型的な症状。

現段階での可能性は3つ

① プレッシャースイッチやホースのゆるみなどの軽症。
② コンプレーサーあるいはエバポレーターの寿命によるガス漏れ。
③ 上記の複合で全面的なリフレッシュを余儀なくされる合併症。

それぞれの場合の対応策や費用をお伝えすると同時に、S電気に点検を依頼した。

結論は②のエバポレーター。
お預かりするときにひととおり説明をしてあったので、Nさんは即断即決。
エバポレーターは、最近安いOEM品が販売されているのが不幸中の幸いか。

木曜日にはお返ししたい。


□ ガーネットレッド

Mさんのガーネットレッドの97/940W。
車検そのものは、ほとんど何も手を入れるところなく車検をパスした。
メカニックからは、微弱なオイル漏れ(にじみ)や、ブレーキ全体の消耗などがレポートされた。
このブレーキの消耗に関しては以前からその気配があったので、Mさんにはお伝えしていたのだが、誰しもそうなように、できればお金はかけたくないといわれていた。

車検は通っているので、いちおう国の保安基準はクリアしているが、メカニックの話だと、ブレーキの消耗は先が見えることだけに、この段階でリフレッシュしたほうが良さそうだ。

その辺が車検と整備の違いで、車検は基準値を設定して検査の時点でその範囲であればいいという最低限のルールでできあがっている。車検を受けるということは基本的にはあと2年乗るという意思表示のはずだが、あと2年乗るための整備というのは要求されず、その辺は自己責任でやってくださいね、というのが最近の車検のシステムだ。
昔のようにがんじがらめのルールで縛られるよりは理に適っているというべきだが、それだけにオーナーの意識が重要になってくる、まして旧い車ならなおさら。

だから車検というルールだけをクリアするなら昨今流行の激安車検でいいわけだけれど、安心して乗っていくということを考えるなら、ちゃんと整備をしてくれるところで受けるべきだというのが、実際にその工程に携わる私たちの正直な気持ちだ。

で、けっきょくオイル漏れに関しては様子見、ブレーキはローターとパッドをリフレッシュするという結論になった。Mさんもそういったことは理解されている方なので、話は早い。

純正ローターは高いので社外品、パッドは性能のいい純正品というセットだ。

クレバーな選択というべきじゃないでしょうか。


■ 名車 その後

Mさんのゴルフは、やはり点火系の消耗によるものだった。

プラグコード、ディストリビュータ・キャップ、ディストリビュータ・ローターの交換
その旨お伝えして快諾をいただく。
数多く売れた車だけに、部品代がボルボとくらべてかなり安いので助かった。

部品の手配をして定休日あけの木曜日には完了させたい。


and so on,


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by yoshimi-auto | 2009-07-30 17:26 | diary
7月27日 月曜日 雨のち曇りのち晴れのち曇り一時雨

天気は相変わらず安定しない。
天気図を見ても、夏の高気圧が弱くて、前線もしっかりと残っているから、なんか梅雨が明ける気がしない。車屋はそれほど天候には左右されないけれど、海の家なんかは大変だろうなあと、他人ごとながら気にかかる。
ひょっとして8月まで明ける気ないのか、梅雨?


日曜日に入庫した車が5台、バックヤードで待っていた。
それが多いのか少ないのか、休み明けの頭ではよくわからない。

車をお預かりする時には、ほとんどの方が代車を要望されるのだが、12台かかえている代車は、修理だけじゃなく、下取り車を入れていただいた方に貸したりしているので、ほとんどの場合すべて出払っている。
そして戻ってきた車を、予約をいただいている方から順番にお知らせするということになっているから、バックヤードに先週なかった車が5台あるということは、この週末5台戻ってきたということになる。

現在も7-8人のウエイティング・リストがあって、待っていただいている方にはご迷惑をおかけして大変申し訳ないけれど、こちらのスペースの都合もあって代車をこれ以上増やすわけにもいかず、こんな始末になってしまっているわけなのであります。

お待ちいただいている方に、この場を借りてお詫びします。
順々に進めていきますので、もう少しお待ちください、ごめんなさい。


さて、ひとつずつ整理していこう。


□ 名車

Mさんのゴルフが入庫している。

このゴルフは、1988モデルのⅡ、4mに満たないサイズ、シンプルなFFハッチバックの造型、「走る・止まる・曲がる」という車の基本性能の確かさなどで、コンパクトカーのスタンダードとして世界中の小型車のお手本となった車で、このシンプルでコンパクトなゴルフを見ていると、大型化され高級車のイメージを意識した昨今のゴルフがただのメタボリックに見えてくる。

で、この21才のゴルフ、じつはこの6月にウチで車検を受けていて、そのときには別の車への乗り換えも絡んだ中で、けっきょくMさんのこの車への愛が勝ち、行けるとこまで行きますという大決断の末、ATの乗せ換えを含むけっこう大掛かりな整備を施した車だった。
大掛かりといっても、予算的なこともあり、悪いところに手を入れただけで、予防的なことがまるでできなかったので、潜在的にはまだまだ不具合をかかえているとは思っていたが、ちょっと早すぎる。

不具合の内容は、エンジンのバラつき、燃費の降下、エンジンの回転が上らないなど、どうもシリンダーが一本死んでいるような感じ。
おそらく点火系だ。

6月に納車したときにも、プラグコードの一本にリークを発見して、それは間に合わせでなんとか手当てしたのだが、そのときにもこの点火系のことは少し気にはなっていた。 たぶんプラグコードやディストリビューター周りに経年的な消耗があって、この長雨で症状が顕著になってきたものと、仮定した。
電気はやはり水には弱いので、この梅雨の時期はちょっと注意が要る。

なんにしろ、メカニックの判断を仰ぐしかないので、これまでにやったこと(4年前からウチでケアをしている)を整理しておこう。

せっかくMさんの大決断で生き延びた名車だから、こうなればとことんやっていきたい。


□ マスターバック

マスターバック交換のSさんの97/940が予定通り入庫。
部品が今日の午後届く予定なので、素早く作業を済ませてあげたい。


□ 車検

ちょっと珍しいMさんのガーネット・レッドの97/940W、2回目(実質3回目)の車検。

前回の車検でもほとんど手はかからなかったし、この間のメンテナンスもカルテを見返すとエアフロとリアゲートダンパーだけだし、走行距離もまだ8万kmで、Mさんから伺っているのはカーゴネットの調整やウォッシャー警告灯といったことだけだから、できれば軽く済ませたい。

940は、ホントに手のかからない車屋孝行なモデルだけれど、年式的にいうと、経年で消耗するパーツ(エンジンやミッションはぜんぜん大丈夫ですが)の寿命がきてもおかしくない時期だから、走行距離や使い方に合わせた上手なメンテナンスを提案できれば、と思う。


■ NEW FACE 1

ウチで940を買っていただいたSさん(6月30日のエントリーに登場している)のご主人の同僚Mさん(この人も940乗りで、その車もウチでケアをさせていただいている)のご紹介で、豊中市のOさんご来店、代車をお待ちいただいていた。

04/V70の車検。

こうやってご紹介で預けていただけるのは、ショップ冥利につきる。
と同時にご紹介いただいた方に恥をかかせるわけにはいかないので、ちょっと緊張する。

21世紀の車を扱うことの少ない吉見自動車(別にあえてそうしているわけではないのですが)とすれば、2004年型はほとんど最新型といってもいいモデルなので、経験値はそれほど蓄積されているとはいいがたいけれど、ご期待に応えられるようキチンとやるしかない。

納車予定は今週末、新車から2回目の車検で、距離も4万kmいってないし、オーナーの方もさしあたって何も不具合を感じていらっしゃらないようなので、まず大きな問題はなくクリアできるものと考えている(のだが)。


■ NEW FACE 2

先週お仕事の途中でお立ち寄りいただいたNさん。
つい最近購入した850Wのエアコンの調子が悪いという相談を受けた。
なんでも奥様がボルボが好きで、その車に一目惚れして買ったのだが・・、ということだった。

いろいろお話を伺って、とにかくエアコンを含めた全体的な点検をしましょうということになって、代車が空いた昨日入庫していただいた。

まずはそのエアコンから。

いつもの電装屋さんのMくんにガス漏れの検知器をあててもらったら、あっという間に反応が出た。 室内機(エバポレーター)からのガス漏れである。
最近になってOEMパーツがでてきたので、純正品しかなかった以前と比べるとだいぶ安くはなったが、それでもダッシュパネルの分解という手間のかかる作業をともなう仕事だから、それなりのお金がかかる。
登録してからまだ2ヶ月足らずの車なんだから、購入したところで手当てしてもらえばと思うのだが、どうも保証なしという条件で契約されているようだ。

こういうのはやっぱり要注意である。
しっかりと車をチェックできないのであれば、10年以上経った中古車を、いくら気に入ったからといって安易に購入すべきではないし、購入するのならせめて初期的な不良にたいしての対応だけは確認しておくべきだっただろう。
このエアコンの修理だけでも10万円近くかかるんだから。

まあでもいまさらそんなこと言ってもしかたないので、奥様が一目惚れされた、とても珍しい色(ガーネットレッド)の97/850 T-5W を、この先安心して乗っていけるようしっかりと点検させていただきたいと思います。


and so on,


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by yoshimi-auto | 2009-07-28 14:41 | diary
7月25日 土曜日 曇りのち豪雨のち曇り

梅雨末期の雨を「荒梅雨」というらしいが、まさにそんな感じ。

昼前くらいから「バケツをひっくり返したような」とでもいうような豪雨に見舞われた。
大阪市内ではそれほどでもなかったということだから、このあたりだけの局地的なものだったようだが、吉見自動車のオフィスの屋根は倉庫仕様の折板と呼ばれる薄い金属製のもので、その金属屋根をたたく雨音がすさまじく、電話の会話もままならない。

年に何回かのことだけど、最中はほとんど仕事にならない。


□ 商談 from 徳島

そんな豪雨の中、ご予約をいただいていた徳島からのお客様Hさんご来店。
車に乗っていたら、たぶんワイパーも追いつかないという感じの大降りだったのでさぞ驚かれただろうし、こちらも、昨日からきれいに磨いてあった車を、急遽屋根の下に入れたり、大あわての準備となった。

お目当ては、何日かまえに掲載した 02/V70 XC 2.4T クロスカントリー。

Hさんは、現在ひとつ前のモデルの99/V70 XC AWDに乗っておられて、走行距離が延びたということでの乗換え計画。 おなじタイプで新しいモデルへのチェンジということは、HさんがこのXCのグランド・ワゴンというコンセプトを気に入っておられるということなんだろう。

この前の940のUさんのときもそうだったけれど、今の車に手を入れて乗り続けるか、あるいは思い切って乗り換えるかというタイミングの判断は、とても難しい。
たいていの人は、車検のときというのが相場だが、これも必ずしもベストタイミングにならないケースがあって、車検を受けたばかりに、そのあとの大掛かりなメンテナンスを余儀なくさせられるということも、これまでに何度となく経験しているので、あまり軽々しくは判断できない。

ただ間違いなく言えるのは、車は乗り換えたくなったときが、乗換え時だということ。
どんな年式のどんなモデルでも、とにかく「気に入った車に乗る」ということが、いちばんハッピーなことだから、Uさんのように、もう一度気持ちを新たにして乗り続けるという選択しもあり得るし、このHさんのように、次の車に乗り換えるということもある。

納得のいく判断ができたときはじめて、「見切り千両」という結果になるんだろうと思う。

件の豪雨のため試乗することはできなかった(こんな雨の中で乗ってもわからないから、というHさんの判断だった)けれど、この車の素性、私たちの姿勢、残されていた整備記録簿にたいする見解などをお話して、幸いなことに気に入っていただいた。

前期の型とはいえ、XCに5年乗ってこられた方なので、メカニズムについてはそれほど詳しい説明はしなかったけれど、5速にグレードアップしたATが、4速のものより繊細になっているので、ATFの早めの交換(もちろんATFは交換して渡しますが)が欠かせないことや、全体的にコンピュータ制御が増えているので、メンテナンスがテスター診断を中心としたものになることなんかを伝えた。

この時期の契約は、盆休暇のことが絡んでくるので、がんばって仕上げて、できればそれまでに納車したいと思うが、最後のところは車に訊いてみないとわからない。

徳島まではお届けする予定。


□ 納車

Mさんの97/940W納車。

最後のところで移設したナビの不調があって、すこしあわてたが、なんとか無事納車。
このモデルはほんとうに数多く扱っているけれど、この車はここしばらくの中では最もコンディションの良い一台だった。
もちろんだからといって、何もないと言い切れないのが辛いところではある。

雨がひどかったのでちょっと心配したが、お約束の夕刻には雨があがっていた。
納車は、やはりひとつの儀式のようなものなので、できれば青空の下で行いたいのだ。

私たちにとってはフィニッシュではなく、新たなスタート。
せっかくなにかの「縁」で始まったことだから、末永くおつき合いできればと心から願う。


□ ご近所のSさんの940入庫

車が入ってメカニックに試乗させたら、1分で判定がでた。やはりマスターバック。

内容と見積りをお話したら、ご理解いただけてホッとした。

さっそく部品と代車の手配、明日お預かりして、来週火曜日には返したい。


□ 車検見積 940

乗り換え断念のUさんの車検見積りのレポートを受け取った。

車検を通すだけなら、Fタイヤ2本の交換のみでOK。
必要なメンテナンスは、タイミングベルト(+周辺一式)とウォータポンプの交換、そしてサンルーフのウェザー・ストリップの交換と調整。
あとは940の定番ポイントで、過去4年間手が入っていないところを、週明けに提案しよう。

来週木曜あたりには完成させたいな。


□ 水滴問題 part3

Yさんのヘッドライトの水滴問題がやはり再発した。
どこかにやはり隙間があって、この大雨で水が浸入したようだ。

対応は先日の予定通りヘッドライトを外して侵入経路の特定、その状況により修理(コーキング)でいくか、
交換(中古)でいくかの判断をすることになる。

ライトは点灯するし、走行には差し支えないのでYさんのスケジュールに合わせてお引取り。


□ 98/940W + 90/240W

滋賀のショップPのYさん来
98/940Wの書類をお渡しして、ご自身の240Wメンテナンス相談。

このまえIPDから、リア・サスペンションのブッシュキットを、このYさんの240のために取り寄せたんだけれど、すったもんだの末それを取り付けたらリアマフラーの周辺から異音が出だしたらしい。 おそらくサスペンションがリフレッシュされたため足元が引き締まり、いままでゆる~く収まっていた各部のバランスが崩れてしまったものと思われる。

対応策はリアマフラーに緩衝材をあてながらしっかりと固定するということだが、部品が出ているところではないので、何か工夫しましょうと、メカニックのアドバイス。

Rのブッシュ交換は、ややこしいメンテナンスだっただけに、Yさん残念しきりである。

最初からウチに入れたらよかったんじゃないのか?



□ YさんのV70 XC

原因不明のエンストにみまわれたYさんのXC、テスターチェックではフュエル・トリム(燃料濃度が薄い)と出ていたのだが、直接の原因はエンジン周りのバキューム・ホースが一本外れていたことだった。

調べてみると、エンジンルームに張り巡らされているバキューム・ホース全体に経年劣化が進んでいたので、4mm / 6mm / 8mm のゴムホースを総換え。

作業は完了し納車連絡。

たぶんこれで大丈夫でしょう。


and so on,

吉見自動車のホームページ
by yoshimi-auto | 2009-07-27 16:20 | diary
7月24日 金曜日 晴れ
とても珍しいことだけど、この日はひとりもお客様の来店がなかった。
だからといってヒマなわけじゃなく、週末の商談や納車に向けて、やることは山積。
昨日確認した作業内容を確認して、一台ずつ仕上げていく。
警察や役所は平日しか開いていないから、登録や車庫証明はこの日に済ませなければならないし、それぞれのお客様への経過報告も欠かせないのだ。

ところで、レクサスLS600h という車がありますよね。
レクサスブランドのフラッグシップモデルで、しかもハイブリッド車、いちばん安いものでも、9.730,000円というプライスタグがついている、おそらく日本車の中では最高級車。
今政府が不況対策という名目でやってる補助金+減税の制度の中に、この車も含まれているって知ってました?

補助金(下取り車の買取→廃車)が最高で250,000円、重量税と取得税が100%減免されてその金額が511,500円、私たちが税金として払ったお金の中から、合わせて761,500円が、この車を買う人に寄付されることになっています。(これだけあればけっこういい240が買えたりします)。

おかしいと思いませんか?

庶民の感覚でいうと、この時期この1000万円の車を買える人ってけっこうお金持ちだと思うし、そういう人たちには減税しなくても、いやむしろ、どちらかというと増税していただいてもいいくらいで、これこそ無駄、税金の無駄遣いっていうやつじゃないんでしょうか。
だいいち、納税者として、そんなこと許可した覚えないし。

つまり、国がいう経済対策というのは、「みなさんの生活を守る」というスローガンや「エコ」を建前として、トヨタ、つまり供給サイド(大企業)を守るためだけの施策だということです。
最近続々と再開されている道路工事も考え方はまったく同じで、国民のために道路整備とか道路が必要だなんていってないで、なにしろ建設業のために「工事」が必要なんだってはっきり言ってしまったほうがいいのに、と思ったりします。

まあでも、こんな茶番劇はもうやめてもいい頃ですよね。



□ 納車準備 1

96/960の納車準備が、来週末の納車に向けて進んでいる。
工場での基本整備、ドア内張りの修正、フロントバンパーの再塗装などが完了し、
今日はフロントガラスの交換。
フロントガラスにちっちゃな飛び石のキズがあり、商談のときにお約束していたことだ。

午前中に届いていた大きなフロントガラスを、職人さんが二人で吊り上げて枠に収める。
車のフロントガラスは曲面になっているので、変な持ちかたをしたらすぐに割れてしまうから、シロートには触れない。
プロならではの技である。

この960は、週明け車庫証明ができるのを待って、車検→登録。
そのあと、試乗を重ねて詰めていくことになる。
あとナビの移設も。


□ 納車準備 2

Mさんの97/940Wは、明日納車予定。
走行の少ない車だからまったく問題はないのだが、欲をいえば、もう少し乗りたかったかな。
でもまあ整備にはキリがないから、これはいつもそう感じるものなんだけど。

けっきょく半日納車を伸ばさせていただいて、明日夕方の納車に。
今日中にビシッと掃除とワックスがけを済ませておかねば。

天気になるといいんだけど。


□ Dさんの97/940

プレッシャースイッチの交換とガスチャージは完了。
駐車場のスロープで一度だけ発生したというエンストは、症状を確認することはできなかったが、経験的な判断でチェックした定番のRPMセンサーの状態がよくなかったので、常備してある在庫と交換。

「ひょっとしたらこれが原因じゃないかもしれないですが、状態からすると予防的メンテナンスとしても有効ですから」

経過報告→週明け月曜日納車


□ FORD モンデオ

重症だったモンデオのエアコンは、Kさんと話し合った結果「とりあえず」作戦でいくことに。
ガスチャージとリリーフバルブの交換。
バルブからのガス漏れはけっこう大きかったはずだから、あわよくばこれでひと夏越せはしないかと、希望的観測。
これはまあ祈るしかないですね、非科学的な話ですが。

これも作業は完了し、週明けのお渡し。


□ Sさんの97/940

ガスチャージ+プレッシャースイッチの交換。
プレッシャースイッチは、Dさんのような機能不全ではなく、ジョイント部からのガス漏れだということなので、部品取り車についていたもの(中古品)と交換した。
ただこれも上記モンデオと同じく、根本的な治療ではなく「とりあえず輸血」といった感じなので、正直あまり自信がない。暑くなったらガスの圧力は、必然的に上っていくわけで、ホコロビが大きくなることはあっても、小さくなることはない。 プレッシャースイッチの交換が有効に作用すればと思うけど、こういうエアコンのガスや冷却水といった循環系の「穴」は、いちばん弱いところを塞いだら、次に弱いところに発生するというのが大原則だから。

GOOD LUCK !


□ Sさんの940

コンプレッサー交換のSさんの97/940は、電装屋さんの工場に入院させて手術。
リビルトのコンプレッサーが午前中に届いている。

日曜日の夕方に乗りたい、ということなのですこしマキを入れた。
ディーラーからあまりよくわからない見積りがでているだけに、やはり予備日を見ておかないと安心できないのだ。


□ ご近所

ご近所にお住まいのSさんからTEL。

日頃は奥様が乗っていらっしゃる940で、

「この前からブレーキを踏んだときにシューッという音が聞こえるので、ちょっと不安に思っていたんですが、さっき信号待ちでエンストしちゃいました。 ブレーキの音と関係ありますか?」

毎日乗っていらっしゃるので、変化には敏感だ。
6年前にはあまり自信がなさそうだったS夫人も、今では余裕のある口調になっている。

たぶんマスターバックだ。

「ぼくが想像している不具合であれば、走っていて止まるということはないですから、あまりナーバスになることはないと思います。とりあえず明日の朝にでも見せに来てください」

近くだから勝負が早い。

ただ想像通りマスターバックの不具合だとしたら、作業は簡単だが部品が高いので、ちょっと言いにくい。97モデルの車だから、ここまでもったのは上出来といえるんだけどなあ。


and so on,

吉見自動車のホームページ
by yoshimi-auto | 2009-07-25 15:22 | good luck
7月23日 木曜日 晴れのち曇り

休んでいる間にも、ものごとは動いている。
週末に預かった車のレポートや見積りが、デスクの上にどさっと積んであった。
まずは個々の車の状況をしっかりと把握することから。

それにしても日食、
住んでいる人には申し訳ないけど、なんとなく不吉な感じがしたんだよなあ、悪石島。
V70のケアをさせてもらっている某新聞社のカメラマンのNさんが、あそこに行ってたはずだけど、ちゃんと仕事できたのかなあ。

TVで見た船上からの光景が素晴らしかった、360度パノラマの夕焼け。


□ 遠隔修理

4月に92/240Wを買っていただいた札幌のKさんの車が地元のディーラーに入院している。
ACの効きがすこし甘いという症状だ。

240は、全国的に探している人が多い車種なので、遠隔地に販売することも多い。
保証をつけるかどうかはケースバイケース(お客様の希望による)だけれど、いずれにしても旧い車だから、うまく維持していくためには地元でのホームドクターが不可欠。 信頼できる同業者のいる地域だったらそういうところを紹介することもできるけれど、そうじゃない場合は、どうしても近くの正規ディーラーということになる。
車の整備というのは、けっきょくは個人レベル、親身になってケアをしてくれる人が見つかるかどうかにかかっていて、たとえば同じ正規ディーラーでも松本のTさんは、いいメカニックとめぐりあって、うまくいっているみたいだし、東京のKさんは、今のところどうもあまりうまくない。

保証の期間内であれば、その車が入庫したディーラーとウチとのプロ同士の話になるので問題はそれほどないが、日々のメンテナンスに関しては、ユーザーの方とそのディーラーのサービスの人との話にならざるをえないから、難しくなることも、ときにはあるんじゃないかと思う。

Kさんの240は、保証期間内(ギリギリですが)なので、札幌から直接見積りが届いた。

内容はエアコン・ホースの増し締め。

まあこれはこれで問題はないのだが、札幌での点検で、あらたにウォーターポンプ軸からの微弱な水漏れが発見され、そのレポートが追加されてしまった。Kさんからの報告にはなかったことだが、見つかったのならしかたがない。 気分的には気が進まないが、状況をしっかり確認して、やはりKさんには伝えなければならないし、もちろん修理もしなければならない。
こういうときの判断はけっこう難しいものなんだけれど、たとえばウチに入庫したらどうするか、というのがひとつのモノサシである。

費用が増えるのは正直キビシイけれど、約束はやはり守りたい。


□ 遠隔修理 2

780という、ちょっと珍しい車に乗っていただいている東京のOさんからメール。

昨年10月にお届けしたこの780、この5月には事故修理で戻ってきていた。
この事故修理はけっこう大掛かりなもので、部品取りとして同型車を購入してのものだった。

そのときにきちんとできなかった不手際があったことと、エアコンの排水が室内に入るという不具合が発生したので、近くのディーラーにいれてもらったのだ。

問い合わせはその見積りのこと。
不手際の修正(コーナーレンズの脱着)は問題なかったのだが、排水の不具合にたいする見積りがちょっとわかりにくかったようだ。

要するに詰まったドレインをエアブローすればいいだけなんだが、「きっちりと修理すると」という注釈をつけて、いろいろとその周辺の部品交換などが付加されていた。
典型的な、ディーラーの「オーバーメンテ」というやつだ。
あとから文句がでることがこわいので、危なそうなところを全部換えるという荒業。

ユーザーからすると、こういう場合よくわからないからしかたない、という対応になりがちだけれど、やはり自分の車のことだし、自分のお金なんだから、納得のいくところまで説明を求めるということが大事だと思う。
もちろんちゃんと伝えないディーラーは悪いけど、最初の段階で、わからないこと不審に思うことを、納得できるところまで確認するというのは、リスクマネージメントの原則。作業するほうからすると、あとから言われて困ることもあるわけで。

まあそんな話をOさんとしたら、なんと見積額が○○万円下がったらしい。

やっぱり主張のないものには権利はないということのようだ。


□ エアコン続々と。

週末に入庫したエアコン修理の見積りが、続々と上ってきた。
どれも10年以上経った車で、カルテを見ても、今まで手を入れていない車だから、寿命というべきもののだろう。ただ、個体差や、オーナーの事情があるので、対応は個々に違ってくる。

Dさんの940は、プレッシャースイッチの不具合と、エバポレーターからの微弱なガス漏れ。
エバのほうは、それほど大きな漏れではないと判断したので、プレッシャースイッチの交換とガスチャージだけをやることで合意。 たぶんこの夏は大丈夫。

Sさんの940も、Dさんと同じプレッシャースイッチとエバポレーターだが、内容が違う。
プレッシャースイッチはちゃんと機能しているがパッキンからのガス漏れがあり、エバポレーターの漏れはDさんより少し多い。とりあえずエバはいけるところまでいくとして、プレッシャースイッチを中古で換えてガスチャージ。
これでダメならリフレッシュ、940のエバポレーターは最近社外品がでて安くなったし、交換も240や850のようにダッシュパネルを外さなくてもできるので、思ったよりも高くないのです。

Sさんの940は、コンプレッサーが完全にアウト、クラッチがショートしていた。
ご自宅近くのディーラーの見積りを持参されたが、レジスターは問題なしと思われる。
これも部品(社外品)が安くなってやりやすくなった。
土曜日までに仕上げて、日曜日にお返し予定。

Kさんのフォード・モンデオ、これは重症だ。
3月にガスをフル・チャージして、このタイミングで冷えないということだから、ガス漏れは大きいと見なければならないし、レポートによればコンプレッサーもあやしいとのこと。
金額的に考えると、乗り換えという選択肢もあるのかと思ったり・・・。


□ カラベルその後

カラベルに乗り換えると言いだしたHさんの93/240GLE入庫。
エンジンの振動が少し大きくなったので、ということだ。
B230は、微弱な振動がどうしても抜けきらないエンジンだが、この車はちょっと大きい。

カラベルのことは今もじわじわと燻っているようだが、この車への愛着もかなりあるらしく、これを維持しながら別のワンボックスということも浮かんできているらしい。

それってけっこう楽しい悩みじゃないんですか、Hさん。


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by yoshimi-auto | 2009-07-24 15:52 | diary
7月20日 曇り 月曜日

ふだんの月曜日なら、週末に預かった車のあれやこれやでバタバタしているところだが、
今日は3連休の最終日、完全に休日モードである。

幸いなことに、突然のトラブル電話もなく、終日のんびりと過ごさせていただいた。

まあこういう日が、たまにあってもいいよね。


□ 水滴問題

YさんのV70のヘッドライト水滴問題がどうもうまく解決しない。

コーナーレンズの電球のソケットから水気が浸入しているらしいということが判明したので、その部品を交換してお渡し、と単純に考えていたのだが、納車前の掃除をしながら念のためと思い水をかけてみたら、微かにではあるが、レンズが曇る。
入庫時にレンズ内入っていた湿気は充分乾かしているはずだから、まだどこかに侵入路があるということか。 だとしたら、ヘッドライトそのものがアヤシイことになる。

850や初代V70のヘッドライトは、レンズと本体が分離する構造になっていたので、レンズや反射板の清掃や、たまに水気が入ったときにはレンズと本体の間のゴムパッキンの交換だけで簡単に(=安く)直ったのだが、2000年にフルモデルチェンジした2代目V70は、ヘッドライトのデザインが変更されて、それができなくなってしまっている。

だからヘッドライト本体から水が入っているとすれば、とても高いヘッドライトをASSYで交換するか、あるいは水が入る場所を特定してコーキング修理するかという選択肢しかなくなるし、このV70になってからヘッドライトの取り付け方が複雑になっていて、フロントバンパーを降ろさないと、ヘッドライトそのものが外れない構造だから、ひとしきり手間がかかる。

そんなことをYさんに説明して、とりあえず一旦はお返しした。
ヘッドライトがつかないわけではないし、今の段階でヘッドを交換したりするのはちょっともったいない、ということになったのだ。

私たちのように車のメンテナンスの仕事に携わるものは、どうしても「走る・止まる・曲がる」という車の基本機能を中心に考えるのが常で、そういうことにかかわる不具合なら、強くおススメすることはあるんだけれど、エアコンやこういった電気周りのことは優先順位としてはやや低くなるので、その判断をオーナーのかたに委ねるケースが、どうしても多くなってしまう。

今回もそういうケース。
これでもしダメだったら中古で探しましょう、というのが、Yさんとの了解事項になった。


■ おみやげ

850のメンテナンスをさせていただいてるWさんからTEL。

一瞬この前の足回りの整備の不手際があったのかと緊張したが、そうではなかった。

「東京からの帰りなんですけど、お土産買いすぎたので、持って行きますわ、車は快調です」

こういうのはいちばんありがたい。
お土産がいただけることはもちろんだが、気にかけていただいていることがなによりなのだ。

休日モードだったので、新しく入庫した在庫車を見ていただきながら、プリウスがつまらないという話や、1000円高速で運転のヘタな人が増えて走りにくい、といった車談義をいろいろと。

お父上も車が好きで、70年代のBMW2002(マルニイ)に乗っていらっしゃるということで、
この前はいった280CEをお見せしたら、状態の良さに感心しきり。
ベンツでもこういうのなら乗ってみたいですよね、ということで意見が一致した。


□ CAFE yoshimi

去年90/240Wを買っていただいたEさんが、とふらっとご来店。

「別に何もないんですけど・・・」

上記のWさんもそうだけど、休日にこうやって CAFE yoshimi として立ち寄っていただけるのは、とてもウレシイ。

この前(2月)自損事故で手痛い修理をしたばかりのEさんのボーンホワイトの240を見ると、ホイールキャップがメッキ製のレトロなものに変わっている。

「これ、カッコイイじゃないですか」
「こないだオークションでゲットしたんです、車の調子のいいうちにやっときたいことが、いろいろあるんですけどねえ」

大蔵省との折衝は240乗り共通の悩みでもある。


□ 撮影

雲の切れ目をぬって、280CE の撮影。

ビューファインダー越しに見る、W123もなかなかのものだ。


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by yoshimi-auto | 2009-07-23 16:27 | diary
7月19日 日曜日 曇りのち雨
お水取りが終われば春、祇園祭が終われば夏。
季節を彩るお祭りは、世界中にあるんだろうけど、日本の、というか関西のそれは格別だ。
こういう古くから伝わる祭事や食べ物で、季節を知るのはとても豊かな文化だと思う。

それにひきかえ、こっちの政りごと。
適任とは思わないけど信任する。
闊達な意見が聞きたいから、会は公開しない。
自分たちのやってることも言ってることもぜんぜん意味がわかってないんじゃないのか。
愚かすぎる。

ワトソンがんばれ。


□ メール from 宇都宮

ちょうど1年前に91/240LTDをお届けした宇都宮のMさんよりメール。
この時期の定番ではあるが、エアコンの具合がどうも悪いらしい。

症状に関していろいろ尋ねておきたいこともあって、メールではまどろっこしいので、直接電話させていただいた。

車はいま地元の整備工場に入っていて、システムがよくわからないので、原因の特定ができなくて困っている、という話だ。
近くの方ならとにかく一度見せてくださいというところだが、そうもいかない。
とりあえず詳しい状況をうかがって、経験的に疑わしいと思われるところをお伝えした。
原因さえ特定できれば、こちらから部品を手配したり、直接現地の工場と、プロ同士のやり取りをすることはできる。

240のエアコンのシステムは、ごく単純なものだから、それほど難しくはない。ただ、旧い車だし、エアコンの修理は専門種目なので、普通の整備工場だと難しいかもしれない。
まずは専門医(電装屋さん)への検査入院をお願いした。

隔靴掻痒。


□ 商談 from 滋賀 part 2

7月13日のエントリーで記載した滋賀のショップPとの商談がまとまる。

車を貸し出して、現地で実際の車を見てもらうカタチでの商談だったが、探していたというお客さんに気に入っていただいたようだ。

自分たちの手で仕上げることができないのは残念だし、あの940とはたぶんもう会えないと思うとちょっと淋しいけれど、なんにせよこうやって嫁ぎ先が決まるのはウレシイ。

どうもありがとうございました、Yさん。


□ 続・滋賀

上の話とはまったく関係ないのだが、偶然にも滋賀からのお客様がご来店。

現在97/850 2.5 20V(15万km)に乗っておられて、今年向かえる車検をめどにということで、この車を見に来ていただいた。

まずは車の素性などを説明して、試乗。
T-5は、同じ850でも新車価格が100万円近く違うし、 NAの2.5 20V とは車としてのポテンシャルがぜんぜん違うので、走り比べるとその差は一目瞭然。 2000rpmという低回転からピークの30.6kg・m(2.5 20V は、22.4kg・m/4700rpm)のトルクがでる設定のターボエンジンは力強いし、スポーツモデルにありがちな硬い感じはあまりないから、乗り心地もぜんぜん悪くない。それに走行距離が3万km台の車だから、内装のヤレもほとんどなく、若いご夫婦は革シートの状態に感心しきり。

人が乗り換える車を決める理由なんて、それこそ人の数だけあるわけだから、いい車だから買ってもらえるというほど単純なものじゃないことはよくわかっているけれど、もしシリアスにスポーツタイプの850をお考えなら、ぜひ選択肢に加えていただきたい。

あとは「縁」がつながれば、とただ祈るだけです。


■ K's SELECTion (仮称)

この前撮影したK's SELECTion (仮称)の、00/SAAB 9-3SE 2.0tと97/Citroen Xania SX につけるコメントの原稿書き。

どちらの車も走行距離が3万km台で状態も良く、価格の設定もかなり抑えたので(SAAB・45万円 / Xantia・39万円)、なかなかいい感じではないかと思ってはいるけれど、いざ車としての面白さやその個体の良さを文章で表現するのは、けっこう難しい。できるだけありきたりなセールストークにならないように、丁寧にきちんと伝えようとすると、なかなかいい言葉が見つからないわけで。

どちらも店頭ではすでに展示しているが、サイトのほうにはまだアップしていない。
どういう風なカタチで見ていただくのがいちばんいいのか、現在検討中。

たぶん今入庫している MB 280CE もこのカテゴリーで展開します。

乞うご期待。


■ JAF

97/940に乗っていただいている I さんから S・O・S

「いま急に警告灯が7つほどいっせいに点いたんですけど・・・。」

オルタネーター(発電器)の不具合に違いない。

「近くにいるんで走っていこうかと思うんですが・・・」
「ちょっと待ってください。オルタがだめならそのうち必ず止まるし、車って都合のいいところで止まってくれるとは限りませんから、JAFで運んだほうがいいでしょう」

940は、オルタネーターが3個のゴムブッシュを介してマウントされていて、このゴムブッシュがヘタると本体が斜めに傾いでしまうことがある。本体が傾いだ状態で作動し続けると、斜めにあたったベルトの角が削られてしまい、最終的には切れる。

JAFのレッカーで運ばれてきた940のボンネットを開けると、案の定ベルトがついていない。

対応策はまずベルトの交換、それと予防的な対応として、ヘタっているマウントブッシュをゴムではなくシリコン製のものに換える。 IPDから販売されているシリコン・ブッシュはゴムのようにアタリは柔らかくないが、変形には強いので強化策としてはこれがベスト。
ちなみに240も同じ形状のマウント・ブッシュをつかっていて、レイアウトが違うので940のようなベルト切れはあまりないが、オルタネーターだけではなく、コンプレーサーの固定などにも使われているので、ぜんぶ換えるとしたら、10個必要になる。

同じ940の代車が運よく空いていたので、とりあえずそれに乗って帰っていただいた。
部品を手配して週明け早々に修理。

うまく対応できて良かった。


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by yoshimi-auto | 2009-07-20 15:00 | diary
7月18日 土曜日 曇りのち晴れ
今日から3連休らしい。
「海の日」なんていつからできたんだろう。
そもそも日曜にかぶった祝日をずらして、ハッピーマンデーなんていうことを決めたのが、
節操のない変節の始まりじゃなかったか。

たとえば4月29日、この日はむかし「天皇誕生日」といわれていた。
それがいつからか「みどりの日」になり、気がついたら「昭和の日」なんだそうだ。
なんでも都合でなしくずしにしてしまう政治の貧困、
そして大切なことを、自分の頭で考えようとしない自堕落。
都合で暦を変えてはいけない。


予想通り、立ちかわり、あるいは重なって人が表れる。
店をやっている人ならたぶんわかってもらえると思うけど、こういうのって波があって、引くときにはほんとに何事もないように鎮まり、寄せるときには津波のように激しく押し寄せてくる(ちょっと大げさかもしれないが、受ける側はそんな感じなのだ)。
津波のときは、なすすべがない。


□ 早朝

開店の一時間前に、Tさんの93/240クラシック入庫。
「ヒート気味で、水温があがって、ACがぬるくなる」の原因は、やはり電動ファンだった。
でもそれは電動ファンの不具合ではなく、6月のエアコン修理のときの不手際。
悪い予感はあたっていた。そういうのははたいていあたるものなのだ。

Tさんには平身低頭。
恥ずかしすぎて言葉もない。

手当てしてお渡し。


□ 残念

おととい商談の00/V70クラシック、残念ながら、とUさんよりTEL
940のあのスタイルが捨て切れなくて・・・、とのことである。
たしかにそれはそうなのだ。

残念だが、納得。
簡単に乗り換えないで、今の車を乗り続けるのも、ひとつの卓見だと思う。

4回目の車検、きっちりやりましょう。


□ デント・ミラクル

デント修理のBさん、車好きのYさんのV70の修正。
一時間ほどの作業で、けっこう複雑な曲面の構成をもった第2世代のV70の左リアドアにあった3つのエクボが、ものの見事に消えている。
さすがの技。

ヘッドライトの水滴問題で少し手こずったが、週明けの火曜日にはお返しできるだろう。


□ 納車整備

Kさんに買っていただいた96/960の納車整備が進んでいる。
内張りの修正、フロントバンパーの修正、280CEからナビとETCの移設、
これらが並行して進んでいる。内外装のことが終わったら、いよいよ工場での本格整備。
来週末はキビシイかもしれないが、車を納得のいくところまで仕上げないと渡せない。


□ Xantia

Xantia部品取りのNさん来店。

ほんとにひさしぶりだったのだが、お車のほうは快調のようで、
「快調すぎて、そのうちなんかとんでもないことが起こるんじゃないかと心配です」
とてもよくワカリマス、その旧車乗りの気持ち。

マフラーを、外しておくことになった。


□ CAFE yoshimi

CAFE yoshimi のお客様、Mさん来。

半年ほどずっと悩んで、いろんな手を尽くしても直らなかったブレーキの音が、
「なんか自然に消えちゃった」
と腑に落ちぬ様子でのご報告。

「よかったじゃないですか、ブレーキなんて刻々変化しますからね」
「でも、なんとなく納得いかないんだよなあ、あんだけ手を入れても止まらなかったのに」

「まあそういうこともありますよ、またでるかもしれませんけどね」

「えっ!」


□ パンク

板金修理で預かっていたKさんの01/V70XC、納車直前にパンク発見。
とりあえず応急手当をしてお返し。

ボルボの4駆はけっこう繊細で、4輪とも同じタイヤ(同じ外径 - サイズの記載は同じでも、メーカーによって微妙に違うのです)を嵌めないとコンピュータがくるったりするのだが、幸い同じ銘柄・同じサイズの中古タイヤが1本みつかったので、そちらへの交換をおススメした。

タイヤは、些細なことが大きなことにつながる典型的なパーツなので、念には念をいれたい。

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by yoshimi-auto | 2009-07-19 17:39 | diary
7月17日 金曜日 曇りのち雨

梅雨に戻った。
やっぱり夕立ちがこないと、明けないんだろうなあ、梅雨。

天気のせいもあって妙に静かな金曜日で、人の出入りは少なかったけれど、明日の入庫や納車のアポイントメントが続々と入ってくる。

たぶん明日は忙しい。


□ 待望の雨

ガラス磨きを施した940TACKにとっては、待望の雨が降った。
試乗すること30分、至極快調とのレポート。

やっと返せます、Tさん。


□ カラベル

4月に2台目の240を買っていただいたHさんから電話。

「仕事が変わったんで、乗り換えようと思ってるんやけど」
「もったいないじゃないですか」

Hさんに買ってもらったのは、よく手の入った極上の93/240GLEセダン。
アパレル関係の仕事に就かれたので、ハンガーが吊るせる1BOXが要るのだという。

「で、なんかお目当てあるんですか?」
「うん、じつは一台見に行ってきた、ワーゲンのカラベル」

「えーっ、カラベル!」


□ 93/240クラシックのTさん

明日朝一の入庫アポイント。
若干ヒート気味で、水温があがって、ACがぬるくなる。 高速ではそうでもない。
おそらく電動ファンの問題だろう。

6月にエアコンをひととおりやっているだけに、気にはなる。


□ 97/940クラシックのYさん

パワー・ウィンドウスイッチのカバーのことで、土曜日に入庫予定だったが、給油口のフラップのプラスティック・ヒンジ折れ(940の定番ポイントです)で緊急入庫。
早速部品を手配して、予定どおり明日もう一度。
スイッチのカバーは、とりあえず手当てをした。


□ 98/V70XCのTさん

車検完了。
今回は、フロントロアアームの交換、12万kmまでもったのは上出来でしょう。
ブレーキはあと1万kmくらい。
明日午前中の納車。


□ 94/940ターボSEのAさん

車検完了→納車
13万kmを越えているが、日頃の手入れのタマモノか、オイル交換だけでパス。
エラーコード 1・2・1 は、ちょっと様子見。

また2年乗ってあげてください、それがホントのエコだと思います。


□ 89/240WのKさん

マフラー折れの240修理完了 → 明日納車
エアコンホースからのガス漏れはチャージして様子見。
ワンシーズンもてば、それはそれで。


□ 02/V70XCのKさん

奥様過失の板金修理完了 → 明日午前中納車

きれいに直っていますから、ご機嫌も直してくださいね、Kさん。


□ 97/940クラシックのSさん

ウチで販売した車ではないのだが、2年前からケアをさせていただいているSさんの940。

「エアコンの不調を近所で直そうと思って、ボルボカーズにだしたら、・・・・・という内容で、・・万円の見積りが上ってきたんですが・・・。」

修理の見積りは、電話ではできない。
とにかく何にしても車を見て、聴診器をあててみないと、その見積りが妥当なものか、あるいはどんな直し方をすべきかわからないし、直し方が決まらないと費用の積算はできない。
そして、そういう数字は往々にして一人歩きすることがあるから、きちんと考えるプロなら、軽く口にだせるものではないのです。

こんな気候なので、ことは急ぐ。
急遽代車をご用意して、明日来ていただくことになった。


□ 97/940クラシック

940を買っていただいたMさん、下取りのXantiaから移設するものの打ち合わせ。

この車、基本点検がひととおり済んでこれから試乗にはいる。
3万km台の車だから、それほど心配はないけれど、できるだけしっかり乗り込んで、
BESTの状態でお渡しできれば、と思う。

来週末納車予定。


and so on,

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by yoshimi-auto | 2009-07-18 19:12 | diary



あるボルボショップの日常、悪戦苦闘の日々。
by yoshimi-auto