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1月8日 金曜日 曇り

12月25日に神戸を出港したタンザニア行き Grand Escude の船積み書類が届いた。

Bill of Lading(B/L) と Commercial Invoice、これがなければ現地で通関ができないという大事な書類なので、ふだん使ってる郵便局からではなく、国際クーリエサービス(今回はFEDERAL EXPRESS)なるものを使って送るように、エージェントから言われている。

郵便局からの国際郵便からすると、かなり高い送料になるが、この国際クーリエサービスの英語の送り状を書いていると、なんとなく国際ビジネスの第一線にいるような気になるから、ちょっと気分がいい。

この車を買ってもらったマスウィさんからは、別のオーダーももらっているが、いつものように、予算が厳しくて難渋している。

いちど彼と会ってみたい。


□ アイドリング

アイドリング不調とのメールをいただいていた240セダンのSさんから電話。

ご来店のアポイントメントだが、とにかく偏愛といっていいほど可愛がられている車なので、もしものケースを考えて和歌山までお引取りに伺うか、自走でお越しいただくかという判断をしなくてはならない。
メールでのレポートや、その後の経過を聞くと、240のこの時期の定番ともいえるマスターバックからのエア吸いではないかと思えるが、それにしては少し解せない症状もあるようなので、大丈夫と断言できないから、どうしても慎重になる。

ともかく、Sさんの都合で、日にちは15日と決めたが、自走で来ていただくかどうかはもう少し様子を見てみましょう、ということになった。
お仕事が休みになる土曜日にあらためて試走してもらい、その結果で判断しよう。

不具合がでなくても、10月の車検でマスターバックと燃料系のメンテナンスをやりたいと思っていたという人なので、想定の範囲内という感じで、慌てず騒がずという対応をしていただけるのはありがたい。


□ 燃料漏れ

燃料漏れの疑いでお引取りしたTさんの280CEが入庫してきた。
チェックしたメカニックの第一印象とすれば、燃料ポンプにつながっているホースではないかということなので、とりあえず一安心。

あとは工場での精査をして見積もりへと進む。
まあポンプ本体ということであっても、見えるところなので工賃はそれほどかからないようだ。
このへんがシンプルな構造の旧車のいいところである。

ホース交換の見積りをして、合わせてポンプ交換の提案というところか。


□ オルタネーター

Mさんの940は、社外リビルト品をウチで手配してS電気で交換、MさんのV70XCは、S電気でリビルト品を手配してもらいウチで交換するという見積りを提案し、了承いただいた。

手間的にはすべてS電気で任せるというのがシンプルなカタチだが、部品代と工賃の信頼性と価格をプログラムすると、上記のカタチがいちばん安くしかもいちばん信頼度が高いという判断になったのだった。

部品にせよ交換工賃にせよ、できる限りの情報を集め、それを経験則や知識でプログラムして、その人にとって最適な解を見つけ出すのがわれわれサービススタッフの仕事だから、その判断は適切なものだと確信している。もちろん、そのことによって仕事の流れは複雑になるが、きっちりと状況把握さえできればコントロールするのはそれほど難しいことではない。

ただ残念なのは、お客様に伝えるのは内容と金額だけだから、こういう水面下の仕事をなかなか理解してもらえないことだ。
今回のオルタネーターなんかは、いくら頑張ってもある程度の金額にはなってしまう修理だから、金額だけで反応されてしまうことが多いのだ。だからといって他と比べてくださいなんて野暮なことを言いたくもないわけだから、一種自己満足の世界かもしれない。

これで、うまく治れば、ちょっとだけ自分を褒めておこう。


□ 撮影

年が明けてからまだHPのアップデートをしていない。
早く「UPDATED JAN. 2010」の表記をしたいけど、撮影さえまだなんだから、とても無理。

4台の車が撮影を待っている。

年末に記した

→ 93/サーブ900S 33,200km シルバー (K's)
→ 98/V70 2.5T 48,400km シルバー
→ 98/V90CLASSIC 70,900km ダークブルー

この3台に加えて、

→ 02/V70 2.4 26,600km シルバー

が、年明けの初荷で入庫してきた。

この車も走行が少なくてかなりいい感じだけど、ちょっとシルバーかぶりすぎかも。

シルバーメタリックは、ボルボのどのタイプにもよく似合ってて、なかなかいい色ではあるけれど、万人好みの無難な色でもあるので、面白味という意味では、どうしても印象が薄くなる。シルバーが増えると展示場がモノトーンのイメージになってしまうのだ。


とにかく明日はぜったい撮影する。


and so on,

吉見自動車のストックリスト
by yoshimi-auto | 2010-01-09 19:12 | diary
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あるボルボショップの日常、悪戦苦闘の日々。
by yoshimi-auto
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