12月も20日となると、いよいよ暮れの気分になってくる。 いずれにしても今週いっぱいなので、年内にできることとできないことを整理しないと。 不謹慎かもしれないが、この時期になると、あの人のお誕生日が邪魔だと思ってしまうのだ。 □ 95/850T-5R 並行輸入のT-5RをメンテナンスさせていただいているSさんが、青い顔をして入ってきた。 なんでもサブタンクの冷却水が空っぽになっているとのこと。 けっこう長いおつき合いなので、水周りの不具合が大事なことはよくわかっておられる。 じつは先週別のことで立ち寄っていただいて、確認したときにはちゃんと入っていた。 そのときに、なんか調子良すぎてちょっと気味が悪いくらいなんですよねえ、なんていうことを話していたのだった。 「こないだの話聞いてたのかなあ」とSさん。 車を拝見すると、確かに水はなくなっていて、エンジンルームを除くと下のほうに漏れ跡。 カルテを見ると、ラジエターはウチではまったく手を入れていないので、たぶんその辺り、ホースだったらラッキーというところだろう。 即入院。 まさに「好事魔事多し」、なのだった。 □ 97/940CLASSIC 管理させていただいている車の中では、トップクラスの超優等車Yさんの940が入庫した。 もちろん車がエライのではなく、Yさんがエライんだけど。 今回の整備は、燃料ポンプ周辺のメンテナンス。 別に不具合があるわけではないが、経年的な寿命を考えてもそろそろというタイミングだし、燃料ポンプの不具合は、エンストと直結するところだから、予防的なメンテナンスの相談をお受けしたときに、推奨していたのだ。 決して安いメンテナンスではないが、早目早目に手を入れていくことによって、Yさんは安心を手に入れている。もちろんそういう風にしていても、トラブルに見舞われる可能性はあるけれど、できることはやっておきたいというのが、Yさんの車との付き合い方なのだ。 人と車の付き合い方は、それこそ車の数だけあって、どれが正解というものではないが、ポリシーというかひとつモノサシを持つことによって、それがどんなに旧い車であっても、気持ちよく付き合うことが可能になる、ということが、Yさんのスタイルを見ていると良くわかる。 今回もオイル交換は、アマリーを持ち込み。 H16年の納車のときにおススメして、それ以来ずっとこのペンシルバニアの鉱物油である。 エンジンオイル選びのポリシーは、「旧い船には旧い水夫を」、なのだ。 □ リターン 先週95/850GLTのWさんとお越しいただいたSさんが、奥様・お子様と共にリターン。 件のT-5Rセダンを、あらためて奥様とご一緒に試乗と最終チェックをしていただき、契約条件や納車までに行うメンテナンスの説明、ランニングコストの話、そして車庫証明などの日程を確認してご契約いただいた。 注文書にご署名をいただくと、あらためて緊張する。 できれば、いま5ヶ月のお子様が、ボクンチの黄色いボルボ、とはっきりと言ってもらえるようになるまで乗っていただきたいと思う。 納車は年明けになるが、整備にはとりかからねば。 □ From 名古屋 インターネットからの商談が決まった。 それも、お問い合わせをいただいた翌日に名古屋からお越しいただくという早わざ。 11月に結婚されたという、新婚ほやほやのH夫妻にご契約いただいたのは、アップしたばかりのアイスブルーの240だ。 じつは前の日に、別の方がこの車を見に来られたが、Hさんのご希望で「止め置き」という扱いだったため、その方には心ならずも一旦お引取りいただいたという経緯があった。だからこそぜひともHさんにはサインしていただきたいと願っていた車だった。 Hさんご夫妻には、感謝あるのみ。 ユーザーの方が車とめぐり合うように、私たちも車とめぐり合う。 いい車にめぐり合わなければ、いい縁にはつながらない。 いい車にめぐり合うのは、決してまぐれではなく、いい車(売れそうな車ではなく)にめぐり合いたいという気持ちが強いからだと信じている。 遠く離れたHさんのご期待に応えられるよう、万全のカタチでお渡したいと思う。 この車も年明けの納車だが、もちろん運送会社ではなく、店主自らがお届けすることになる。 HPにも記載したように、探している人の多いカラーだし、素性や状態も文句のない車だったから自信はあったが、こうあっさりと決まってしまうと、なんかちょっと淋しい。 どこかにもう一台いないかな。 and so on, 吉見自動車のストックリスト
by yoshimi-auto
| 2009-12-21 19:01
| thank you
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