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9月29日 火曜日  曇り

1000円高速以来、交通事故が少し増えた、と保険会社の査定人がいっていた。
現場の人の感触だから、リアルな情報だ。

チョイ乗りにしか設定されていない車で、慣れない信号のない道を、慣れないスピードでガツガツ走る人が増えたのだから、当たり前だと思う。
明らかに、土日だけ、しかもETCを搭載した乗用車だけ安くなるなどという中途半端な施策が引き起こした人災だろう。

たとえば私たちがよく走る大阪中央環状線は、基本的に片側3車線だけれど、並行して片側2車線の中国高速道路が走っている。高速道路がタダになれば、この道は片側5車線、上下で言えば10車線の道路になるわけだ。有料高速ということにあまりにも慣らされすぎてフリーウェイという概念が理解できないから、土日のバカ混みを見て、タダになったら大変じゃないかという人たちがいるみたいだけれど、信号がなくて自由に走れる車線が増えるわけだから、単純にホースが大きくなった水道のようなもので、流れる水(車)の総量は極端に増えるわけじゃないのだから(むしろ全体としては減る傾向だろう)、開放された当初はがっついた人たちがいて混むかもしれないが、落ち着けば今よりスムーズに流れるようになるに決まっている。
そしてそういう効率化こそが、最大の経済対策なのだ。

ゴチャゴチャとしたオブジェクションの半分は、天下り先に危機感をもつ、あるいはいままでやってきたヤバイことがばれるのを恐れる国交省の役人や道路族議員の、ネガティブ・キャンペーンと考えていいだろう。

したり顔の御用学者に騙されてはいけない。
彼らだってホントのことは、やってみなければわからない、と思っているんだから。


事故の顛末

□ 98/V70XC

帰り道で追突したTさんの98/V70XCは、画像が届いた。想像以上にヒドイ。
電話で聞いていたようにヘッドライトがわれ、ボンネットが曲がっているのだが、それは曲がっているというより食い込んでいて、横からの画像を見ても明らかに「く」の字に曲がっている。 しかも角でぶつかっているみたいだから、おそらくフレームも歪んでいる。

大まかな見積りを板金のMさんにお願いし、Tさんにその旨連絡。
あまりいいお知らせではないので気が重いが、仕方がない。

考えてみます、とのお返事をいただいたが、旅行のこともあり、廃車もしくは転売の公算大。

車両保険に関しては、リスクにたいする考え方でそれぞれが決めていくことだと思うが、こういうことがあると(他の2台が保険で事なきを得ているだけに)すこし残念な気がする。


□ 03/CELSIOR

若手のアジャスター登場。
車の実況見分のあと、昨日作成した見積りを渡したら、やおらコンピュータを持ち出した。
やはりのんびりした鑑定さんと違いキビシそうな、というか理路整然風の雰囲気だ。

案の定しっかり減額された。
敗因は、交換するリアバンパーカバーが色つきだということを知らずに塗装費用を計上して、それをバッサリとカットされてしまったこと。お互いにニコニコとはしているが、実際にはけっこうな攻防をしているわけだから、先制パンチを受けてしまうと全体として不利な状況が生まれてしまうのだ。
そのあと、細かな作業時間や内容などのことでチクチクと苛められ、総額で20%ほどの減算を余儀なくさせられた。

まあそれでも最低の目標金額は達成できたので、ある意味勝利と言えなくもないが、このところずっといい見積りをしていたので、ちょっと心が残ってしまった。
国産の車に対するちょっとした勉強不足が悔やまれる、ボルボなら問題なかったのだが。

査定士も国産車にはシビアなのかもしれない。


□ 03/V70

保険会社の担当アジャスターからアポイントメント。
上記セルシオと会社が違うせいかあたりが柔らかい。
そういえば保険会社にもなんか社風のようなものがあって、人の違いよりもそういった気配で左右されることもあるような気がする。たとえば損保でいうとリーディングカンパニーである東京海上と農協や共済といった半公務員的なところでは、物事のスピード感や、対応そのものの鮮やかさがまったく違っていたりするのだ。

ひととおり事故の内容とそれに対する修理の方法などを伝えると、すんなりと落着。
スキのない見積りでもあったし、金額もごく順当なものだったので、納得してもらえたようだ。
最終的には写真と見積りを見てということだが、この件にかんしてはもう大丈夫だろう。
なによりもこのスピード感が心地良い。

Tさんには経過連絡。
代車の都合で連休最終日の12日に入庫していただくことになった。
ほぼ満額獲得できたので、もちろん保険修理である。

Good Job.


□ 止まらない

だいたい3つで終わる話のはずだが、この保険がらみの流れが止まらない。

昨日の閉店間際やってきたのは01/V70 + BMW Z4 乗りのYさん。
車好きな人がどうしたのかと思えるようなケアレスミス、バックによるリアバンパー損傷だ。
いつも停めるところでうっかりということだから、これはもう流れとしか言いようがない。
そしてこの車も図ったように、免責10万円なのだ。

軽微な損傷なので保険を使わずに、という方法も考えられるが、Yさんの性格からするとたぶん保険を使って新品交換、という手しかないんだろうな。

木曜日入庫予定、とりあえず明るいところでもう一度見直してから。


それにしても、「免責」というのはよく考えられた出来たシステムだ。
金額の按配が絶妙である。
これもやはりLLOYD'Sの統計学なんだろうか。


なんにしろ、どのケースもも怪我がないのが不幸中の幸いだ。

この流れ、もう少し予後があるのかもしれないと思えてきた、なんとなく、だけど。



and so on,

吉見自動車のストックリスト


K's selection
by yoshimi-auto | 2009-10-01 18:40 | diary
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あるボルボショップの日常、悪戦苦闘の日々。
by yoshimi-auto
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