復帰しました。 とはいうものの身体が復帰しただけで、頭の中は少しずつしか覚醒しません。 通常モードに戻るまで今日一杯はかかりそうです。 なにはともあれ、まずは現状把握。 お盆の間はそれほど大きな動きはないが、それでもやはり車の出入りはある。 ミーティングで、それぞれの進捗状況を確認しながら、とりあえず週末までのプランを考える。 まずはお盆前に入庫していた車の整理 ■ Kさんの99/SAAB9-3 事故修理 17日から修理が開始されている → 8月24日完了予定 納車は25日か。 保険を使わずに直すことになっているので、できるだけ負担が少ないようにしてあげたいが。 □ Yさんの98/940TACK 同じく事故修理 これは保険修理、17日から本格的作業に入っている。 けっこう大掛かりな修理なので今月一杯はかかりそうな感じだが、18日にお盆のキャンプ用に借りていたハイエースのレンタカーの代車をお引取りし、ウチの850エステートに乗り換えていただいている。保険会社との協定がキビシイ金額だったので、中古部品の使用必至、バックヤードの部品取り車から外したリアハッチやバンパーなどは、すでに板金屋さんが持って帰った。 ■ Hさんの97/940CLASSIC ACのクレーム修理 940エアコン不具合の定番、プレッシャースイッチと温度センサーを交換し11日に納車済み。 8月4日にコンプレッサーを交換した直後の不調だっただけに、Hさんにすれば不安が募ることだったかもしれないが、コンプレッサーが新しくなって、たぶんそれまでから弱っていたセンサーやスイッチが目覚めた結果という判断をし、その旨Hさんにお伝えしている。 恐縮のクレームだったが、なんとか軽症ですんで幸い。 □ Mさんの88/GOLFⅡ 納車待ち(ノックセンサー修理済み) 13日納車。 手こずった車だけに、うまくいくように祈るしかない。 □ Nさんの96/850T-5 AC修理中 ガス漏れ修理(エバポレーターの交換)後、850としては定番のワイパーアームとエンジンのトルクロッド・ブッシュを交換し、11日納車。 はじめての入庫での健康診断(総合点検)は、お客様とその車のデータを共有するという意味で、メンテナンスのベースになるもので、これがあるとないとではその後の対応が変わってきてしまうから、今回それをやらせていただいたのは幸いだった。 リストにしておくと、その車の状況が頭に浮かんでくるからね。 ■ Sさんの94/940GLスペシャル AC不調見積り中 点検の結果、エアコンのブロアモーター(送風機)の不具合とわかり、交換済み。 15年がんばったモーターだから、まあ仕方ないところでしょう。 スムースにことが運び、13日納車済み。 □ Tさんの93/240GLE 足回り整備 以前別の方に販売した車が里帰り。 その時のカルテも残っているし、一度ウチで納車整備している車だから状態は良かった。 今回は足回り、Fロアアームブッシュ・ボールジョイント・Rトルクロッドブッシュ・Rショックなど、240の足回りでは定番中の定番のところのリフレッシュ。 足回りの定期的なメンテナンスは、快適な乗り心地には欠かせません。 11日納車。 ■ Mさんの97/940CLASSIC 部品待ち(ブースターホース) これも定番のバキュームホースからの「エア吸い」 こういうゴムパーツも典型的な経年消耗系のアイテムで、あの過酷なエンジンルームで何年も耐えているわけですから、定期的な交換が必要になってきます。 11日納車。 ■ I さんの90/240GL 部品取付け待ちA(Cチェックバルブ) 8月3日に京都でストールし、JAFレッカーで入庫した240W。 チェックバルブを交換し、11日に納車したが、翌12日に再度不調とのTELあり。 詳しい状況はわからないが、代車が手当てできなかったこともあり、少しあわてて納車しすぎたのかもしれない。I さんからはもう少し様子を見ますといっていただいているが、やはりもう少し精密な検査が必要なんだろう。 旧い車はひとつ手を入れても、その部分が新しくなることで、古いなりに微妙に取れていた全体のバランスが崩れて、こういう風に合併症を発症することがあるので難しい。できれば根本的な治療を施したいのだが、やり始めてしまうと際限がなくなってしまうこともあったりするし、予算との闘いもあって、どこからどこまでという範囲を決めるのが、事の他やっかいなのだ。 オーナーの方と、しっかりコミュニケーションしていくしかない。 □ Hさんの93/240GLE 総合点検(不動入庫) メカニックからのレポートが入っている。 この内容に関してメカニックとミーティングし、車の全体的な感じや不具合の状況の詳細を把握してHさんへのレポートを作成しなければならない。 22日がタイムリミット。 □ Hさんの95/940ターボ 水漏れ(オイルクーラーホース) ホースの交換が完了し、納車待ち。 もう7年乗っていただいていて、まだまだ乗るとおっしゃっている940。 なかなか乗り換えていただけないのも車屋としては複雑な思いだが、やっぱり気に入って乗っていただいているのが何よりである。最初は輸入車に慣れなかった奥様も、最近ではこういうトラブルにも冷静に対処していただけるようになったのは心強い。 お盆前に預かっていた11台のうち、7台が納車済み、2台が板金、1台は納車待ち、あとの1台はレポート待ちということだから、ほぼ完璧。休みの間がんばっていただいたチームのスタッフに感謝するしかない。 そしてこの間に入庫した車が10台。 ■ Kさんの97/940W ハザードリレー交換 納車済み ■ Nさんの97/Xantia ブレーク 部品取りからのマフラー交換他 ■ Tさんの96/940W 車検 納車済み ■ Oさんの88/240W 微弱なヒート 予防的に3層コア ■ Sさんの97/940W 車検 □ Yさんの93/240TACK ガスチャージ・オイル交換・外装 □ Tさんの03/スバル・インプレッサ 自損事故 保険修理 □ I さんの94/940ターボ ストール ■ Tさんの98/940W ストール I さんと同じ症状か ■ Yさんの98/V70XC ストール 原因不明 この中では、Yさんの98/V70XCが難関。 何回か同じ症状でお預かりしている車で、そのたびに手当てをして返しているのだが、再発を繰り返している。どうも根本的な原因を見つけ切れていないようだ。悩ましいことに正式なダイアグノーシスのテスターにも何も反応がない。 同じ事を何回も続けていられないという気持ちは強いのだが、なにしろ預かっているときに症状がでたことがないというのが、いちばんの問題なんだろう。 悪いところの手当てはしたつもりだが、症状を確認しないままでのものだから(もちろん症状をだすための努力はしているのだが)、直っていることが確認できてお返ししていたわけではないのだ。 さて、今回は症状がでるまでとことん乗るか、あるいはトライ&エラーを繰り返すか、技術的なことはもちろんだが、オーナー+サービス+メカニックのコミュニケーションが、試されているともいえる。 けっきょく預かっている車の総数は変わらなかったということになる。 あいかわらずの貧乏ヒマナシ。 and so on, 吉見自動車のホームページ
by yoshimi-auto
| 2009-08-20 13:52
| diary
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