turn, turn, turn 梅雨のずる休み。 停滞している梅雨前線がじわじわとと南下して、降らない梅雨が続いている。 週間予報を見ても、大阪では来週の後半まで傘マークはなし、雨が降らなくても湿気が多くて過ごしづらいが、今日くらいに風が吹いてくれたらなんとか耐えられる。 そうこう言っている間に、フィリピンの沖では台風の卵が発生していて、こいつの動きしだいでは、ここ最近必ずといっていいほどある、「梅雨末期の大雨」になってしまうのかもしれない。 一年の折り返し。 毎年の恒例行事のようなものだが、この時期になってエアコン関連の入庫が増えてきた。 ガスの補充から点検、そして修理と、毎日のようになにかしらの相談があり、電装系の仕事を任せているS電気との打ち合わせや車の行き来も多くなっている。 輸入車はエアコンが弱いというのがなんとなく定説になっているようで、車の商談のときもエアコンは大丈夫ですかと尋ねられることも多いけれど、われわれの実感は、そうではない。 きちんと手の入ったエアコンであれば、240のような旧い車でも(冷却方式が違うので、日本の車のような爆発力はないが)過不足なく冷房は効くし(コンプレッサーも日本製ですから)、2000年以降の車だと、実際のところエアコンの不具合というのはそれほど多くはない。 問題は、これまで手の入っていない90年代の車のエアコン。 固定された状態で使用される家庭用のエアコンでさえ、10年も経てばそろそろ買い換えかという話がでるくらいだけれど、自動車用のエアコンの場合、その使用状況ははるかに過酷で、コンプレッサーをはじめとする主要パーツがエンジンの高熱のこもるボンネットの中に閉じ込められていることや機器類がスペースの節約のためにかなり小型化されていることなんかを考えると、最新モデルでも20年という240は言うに及ばず、最終モデルが1997年の940や850、そしてV70(初代)でさえすでに12年が経過しているわけだから、もしこれまでに一度も手をいれずに働いているとしたらそれはかなり上出来で、逆に言うと、いつ寿命が尽きても不思議ではない状態ともいえるわけだ。 そういう意味では、エアコンに限らずそういう部品(補機と呼ばれるエンジンやミッション以外の耐久消耗的な機器類)のメンテナンスは、気に入った旧い車を乗り続けることのコストといえるもので、そのことを理解して乗っていただいているお客様ももちろん多いが、エアコンの場合、システムを構成するそれぞれのパーツが高価であるということがやはり問題だ。 家庭用でいうと室外機にあたるコンプレッサーとコンデンサー、室内機にあたるエバポレーターと、冷たい風を送り出すブロアファンというパーツがそれ。 最近はOEMで価格の低いものがけっこう出回っているので、以前と比べるとかなり安くはなったが、それでもひととおり交換するとなるとかなり手痛い出費になってしまう。 販売する立場からすると、金額的に負担の大きいこのリスクを回避するための方策を提示できるのがいちばんいいのかもしれないけれど、正直なところ経年に対抗する手立てはなく、メンテナンスの一環として考えてくださいとお願いするしかないのが現状である。 なんか毎年同じ時期に同じようなことを書いているような気がしないでもない。 さて、一年の折り返し。 and so on, stock list 当社facebookページに「いいね!」を入れていただいた方に、感謝のしるしとしてお車のオイル交換を、無料サービスさせていただいています。ご希望の方は、お申し出の上、ご予約ください。
by yoshimi-auto
| 2013-06-28 18:57
| column
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