11月30日 金曜日 曇り

one and only

冬型

大陸にいる1038hPaの大きな高気圧の西下で、全体の気配が動く。
天気図を見ていればその気配やそれで天気がどうなっていくかということは感じとれるけれど、大陸の高気圧がどうして常に西に移動するのかということはわからない。

毎日そんなことを追っかけていると、どうもなにか得体の知れない大きなものに支配されているとしか思えなくなることがある。

自然というよりは、宇宙の意志といったようなもの。

たった一つのもの。


月末

毎年同じことを言っているようにも思うが、11月は足が速い。

12月になれば、今年もこれで終わりだといっそ覚悟も決まるが、この晩秋とも初冬ともつかないあいまいな気候や、これといって際立った行事がないこともあって、なんとなく知らないうちにすっと過ぎ去ってしまうような気がして仕方がない。

月末だからといって特別忙しいわけではないが、週末に向けて準備が進む。

車というものは工場で大量に生産されているものだから、基本的には均質で人間のように個性というものはないはずだけれど、それが使い込まれることによって様々な変化がおきて、たとえば240のように新車から20年というレベルの車になると、人間と同じように、ついているパーツは同じだけれど、乗る人によって個性とでもいえるような違いが生まれてくる。

悪いところや弱っているところの治療をして、オーナーの元に返すというのが整備の仕事で、もちろん機械としての原則や合理性に基づいてやっていくわけだが、その微妙な個性のようなものの治療には正解というものがないので難しい。

2000年以降のモデルだと、ほとんどの機能がコンピューターによる制御なので、まずはテスターにあててエラー情報をチェックするという、まさに機械的な対応から始めるわけだが、そんな車でさえ、ちょっとしたフィーリングや異音とかは個別解になるので、それ以前の年式のモデルならなおさら。

今週もそんな車たちが何台か入ってきていて、まあなんとかひとつひとつ解決はできているが、なかなか100%の自信を持ってお返しできる車はそれほど多くはない。

今週いちばん辛かったのは、アイドリング不調で入庫してきた車にトランスミッションの不具合が見つかり、AT本体の交換を余儀なくさせられたことだ。

人間のたとえでいうと、心臓の不整脈で入院してきて胃潰瘍が見つかったというような感じだが、費用のかかることだけに、手術が必要ですと伝えるのは、心苦しいものだ。

いつも書いているようにお客様とのコミュニケーションがこの仕事の肝であるということは良くわかっていて、なかでも修理におけるインフォームド・コンセント(情報を得た上での合意)がいちばん大切だということは身にしみているので、現状でわれわれがわかっていること、そのために行った検査の内容、そしてそれを回復させるためにどういう手当てが必要か、オーナーにはどんな選択肢があるか、またその場合、それぞれどれくらいの費用がかかるのかということをオーナーにはお伝えしたたが、こんなストーリーのある車で、われわれとしても愛着の深い240だし、お互いに予想外のことだっただけに・・・。


「伝える」のは難しい。
I'm sorry なんだけど、申し訳ありませんというのもちょっと違うし。


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by yoshimi-auto | 2012-11-30 18:04 | sorry
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あるボルボショップの日常、悪戦苦闘の日々。
by yoshimi-auto
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