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7月27日 金曜日 快晴

真夏の出来事

酷暑到来。

車の温度計は朝9時前にすでに30度を越えていて、昨日よりもいちだんと暑い。

天気図を見ると、昨日はなかった台風の卵(熱帯性低気圧)が、父島のあたりとフィリピンの東の沖に発生していて、ゆっくりと日本をうかがっている。

しばらくはこんな天気が続くようだが、雨を降らすとしたら、この卵たちだろう。


平日には珍しく午前中からお客様のご来訪が続いて、なんとなくあわただしい金曜日。

本格的な夏に突入したことで、エアコン関連のメンテナンスが急増している。

輸入車はエアコンが弱いというのはほぼ定説のようになっていて、商談のときもエアコンは大丈夫ですかとたずねられることも多いが、われわれの実感は、そうではない。

きちんと手の入ったエアコンであれば、240のような旧い車でも(冷却方式が違うので、日本の車のような爆発力はないが)過不足なく冷房は効くし、2000年以降の車だと、実際のところエアコンの不具合というのはそれほど多くはない。

問題は、これまで手の入っていない90年代の車のエアコン。

固定された状態で使用される家庭用のエアコンでさえ、10年というのが買い換えの目安といわれているけれど、自動車用のエアコンの場合、その使用状況ははるかに過酷で、コンプレッサーをはじめとする主要パーツがエンジンの高熱のこもるボンネットの中に閉じ込められていることや機器類がスペースの節約のためにかなり小型化されていることなんかを考えると、240は言うに及ばず、最終モデルが1997年の940や850でさえすでに15年が経過しているわけだから、もしこれまでに一度も手が入っていないとすれば、いつやられてもおかしくないともいえるわけだ。

そういう意味では、エアコンに限らずそういう部品(補機と呼ばれるエンジンやミッション以外の耐久消耗的な機器類)のメンテナンスは、旧い車を乗り続けることのコストといえるもので、そのことを理解して乗っていただいているお客様も多いが、エアコンの場合、システムを構成するそれぞれのパーツが高価であるということがやはり問題だ。

家庭用でいうと室外機にあたるコンプレッサーとコンデンサー、室内機にあたるエバポレーターと、冷たい風を送り出すブロアファンというパーツがそれ。

最近はOEMで価格の低いものがけっこう出回っているので、以前と比べるとかなり安くはなったが、それでもひととおり交換するとなるとかなり手痛い出費になってしまう。

販売する立場からすると、金額的に負担の大きいこのリスクを回避するための方策を提示できるのがいちばんいいのかもしれないけれど、正直なところ経年に対抗する手立てはなく、メンテナンスの一環として考えてくださいとお願いするしかないのが現状である。

なんか毎年この時期になると同じようなことを書いているような気がするなあ。


昨日の「真夏の出来事」がまだ尾を引いている。


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by yoshimi-auto | 2012-07-27 22:23 | trouble shooting
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あるボルボショップの日常、悪戦苦闘の日々。
by yoshimi-auto
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