end of May 穏やかな一日。 このところ突然の雷雨があったり、雨の日もけっこうあったので、この5月は雨が多いのかと思っていたら、大阪では5月としては最も少ない雨量(25mm = 平年の17%)だったそうだ。 近畿の平年の梅雨入りが6月7日だから、そろそろ梅雨前線もという感じだが、今日の天気図でも沖縄あたりにずっと居座ったままで、もうしばらくは大丈夫そうだ。 「上空の強い寒気」ってやつも、たまにはいい働きをする。 週間予報でも、傘マークはないので、しばらくはこんな感じが続きそうだ。 定休日明けの木曜日。 撮影にはちょうどよい薄曇りだったので、最後まで残っていた展示車2台を撮った。 □ 93/240GLEワゴン --- ダークグリーン --- 57,800km --- 148万円 この240は、3月に仕入れた車で、GWまでに撮影をしたいと書いていた240だが、紆余曲折あってやっと撮影することができた。 今ではほんとうに見かけることの少なくなった10万kmを切る240ワゴン、それも完成度の高い最終モデルの5万km台だから、専門店としては是が非でも欲しかった一台である。 業者間のオークションで仕入れた車だが、旧いボルボを扱っているショップならどこでも欲しいレベルの車で(関西ではそういう店もだんだんと少なくなってきているけれど、オークションは衛星回線で全国にネットワークされているので、日本中のショップが相手なのです)、文字通り火のでるようなキビシイ競りで落札したもの。 新車からもう20年になろうとする車なので、もう少しリーズナブルな価格帯で展示したいと思っていたが、上限150万円という自分たちで決めた矜持を守るのが精一杯で、とにかく走行距離や価格にたがわぬ状態に仕上げてお届けしたいとしかいいようがない。 大人っぽい深みのあるグリーンのボディに、明るいベージュのファブリックシートという、おそらくこの年代ではもっともシックなコーディネーションは、240独特の無骨でシンプルなデザインをいっそう際立たせていて、じっと眺めていると、自動車という工業製品がもつ本来の美しさのようなものさえ感じさせる。 良質の240を探しておられる方にぜひ。 □ 00/V70CLASSIC --- シルバーメタリック --- 85,400km --- 75万円 これは逆にかわいそうなくらい安い。 中古車は、同じものがないという特殊な商品なので一物一価が原則だが、それでも年式や走行距離、そしてモデルの人気度によっておおまかな相場というものはあり、それは新車の価格とはまったく無縁のものである。 たとえば、ボルボのFFモデルのひとつの完成型といってもいいこの初代V70の最終モデルは、新車価格は470万円、前述の240と比べると走行距離こそ少し多いが、新車価格でいうと100万円近く、年式でいうと7年も違うが、店頭価格は半分。 好みの問題は別として、われわれプロからするとこういう車が狙い目なのだ。 この車は、940を買っていただいた方からの下取り車。 別に悪いところがあったわけではなく、すごくいいんだけれど、やっぱりFRに、ということで手離された車で、乗り換えていただいた940に対するこだわりから考えても、しっかりと細かいところまでメンテナンスの行き届いた車であることは間違いない。 初代V70は、世界的に大ヒットしたボルボ初のFFモデル850の改良モデルで、850にあったネガティブなところ、ボディ剛性やサスペンション、インテリアの質感などをブラッシュアップしたモデルだから、ステーションワゴンとしての完成度はかなり高い。 しかもこのクラシックは、その最終モデルで、メカニズムとしては、この年式だけ5ATが搭載されていることでも明らかなように、2代目のV70とほぼ同じ。 エコカー補助金とやらの影響で、街中でもほとんど見かけることのなくなったモデルだけれど、コストパフォーマンスでいうと間違いなく最高の一台です。 どちらも乗ればわかる、乗らないとわからない。 and so on, stock list 当社facebookページに「いいね!」を入れていただいた方に、感謝のしるしとしてお車のオイル交換を、無料サービスさせていただいています。ご希望の方は、お申し出の上、ご予約ください。
by yoshimi-auto
| 2012-05-31 18:21
| diary
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