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3月9日 金曜日 雨

come rain or come shine

いつのまにか、本降りになって冷たい雨。
3時の気温が昨日より8℃低いということだから、これはりっぱな「寒の戻り」だろう。

このあと、いったん雨はあがるようだが、さらに寒い日が1週間ほど続くという予報がでていて、月曜日には1℃まで下がるというから、身体の調整がちょっとたいへんかもしれない。

どうも春の陽射しは、しばらくおあずけのようだ。

すぐそこなのに、遠い。


週末に向けてのあれこれが進む金曜日。

昨日は、展示情報を書いたので、今日は新着情報を何台か。

商品の仕入れは商売の要、いくらサービスがどうのこうのといっても、やはりいい車をそろえなければ話にならないわけだから、網はいつでも張っておかなければならない。

昨今は、インターネットや衛星回線をつかって全国のオークションに参加できるようになっているから、ほぼ毎日のように開催される大小さまざまなオークションのチェックは欠かすことはできないし、インターネット上に公開されている一般情報や、業者間の口コミの中にも掘りだしものが眠っていることもあるので、やはり定点観測は必要になる。

メインの仕入先であるオークションは、輸入車の数だけでいうと、多いところで1日3000台、少ないところだと30台くらいだが、確率論は別にして、いい車が大きい会場にあるとは限らないし、人の数が多ければ多いほど競りがきびしくなるわけだから、じつは小さな会場にある宝石のような車を、こそっと釣りあげる、というのが理想的だったりする。


そんな風にして仕入れた車が3台。


□ 92/240GL ワゴン --- クラシックレッド --- 112,400km

□ 04/V70 2.4 Titanium Edition --- チタニウムグレーP --- 66,300km

□ 92/240 CLASSIC ワゴン --- ダークグリーン/タン革 --- 132,200km



赤の240ワゴンは定番中の定番で、展示場になければ淋しいと感じるようなモデルだが、そんな定番さえも、なかなか見つからないというのが昨今の240事情。

この車はインターネットで探し出して、兵庫県三木市まで買い取りに行った。

プロのオークションであれば、プロの査定士がいて、ある程度の客観的な情報が入手できるので、車を見る前に大まかな判断はできるが、個人売買の場合は相手が一般の人なので、車を見ることは必須だし、ときには「空振り」ということもあるが、その手間を惜しんでいると、探しものはなかなか見つからない。

この車は店主自らが現地に赴いて精査した240なので合格点。

92モデルの240は、エアバッグやABSといった安全装備が装着された終期モデルで、240らしいクロームメッキのモールやグリルの設定があるのはこれが最終の年式なので、クラシカルなイメージの240を探している人にとっては、最適といえるモデルかもしれない。


V70のチタニウム・エディションは限定車。

1953年に発表されたボルボ初のエステートモデル「PV445 デュエット」から50周年になるということでその記念モデルとして造られたのがこのチタニウム・エディション。
生産台数が全世界で5000台、日本にはそのうち500台が輸入されたということだ。

仕入れたのは三重県で開催されているトヨタのオークション。

輸入車を販売するショップは、ほとんどが出品台数の多い大きなオークションか、輸入車専門のオークションがその仕入れの場で、トヨタで下取りした車が出品されるトヨタのオークション、それも中部地方のオークションに口座をもっているところは、あまり多くない。

そしてふだんは国産車を扱っている人たちの会場なので、輸入車の相場に疎いことも多く、ときおりいい車が安く落札できることがあって、この車もそんな狙いで落札した一台。

昨日落札したばかりなので現車をまだ見ていないが、この車の最大の魅力は、やはりカラーのコーディネーションだろう。

文字通り「チタニウム・グレー」となずけられた「R」モデル専用の渋いグレーのボディに、シルバーメタリックのバンパーとドアのモール、そしてルーフレール。

インテリアも、アルミのパネルとT-5 Sports に使われているブラックレザーのシートが使われていて、写真を見ているだけでも雰囲気を感じるスペシャルモデルだ。

さらに、T-5 Sportsのオプションの、セルフレベライザーがついたスポーツサスペンションやHIDが標準で装備されているということなので、買い得感も高い。


240CLASSICは、鹿児島で眠っていた一台。

昨日、そうは簡単に見つからないといっていたタン(ベージュ)の本革シートの240。

今年になって3台目のタン革で、ほんとうにレアなのかと疑っている方がいらっしゃるかもしれないが、それまで何年も入ってこなかったのは事実なのであります。

昨日のワインレッドと同じ最終モデルのクラシック。

このダークグリーンとベージュのインテリアも、ちょっと捨てがたい。


中古車は、ショップが作り上げていくものだから仕入れた車はあくまでも素材にしかすぎないけれど、それでもやはり八百屋が市場でいい野菜を仕入れてくるように、素性のはっきりした状態の良い車を目利きして仕入れることは、専門店のひとつの価値だと考えている。

とにかく一台でも数多く車を見るところからしか始まらない。


and so on,

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by yoshimi-auto | 2012-03-09 19:09 | auction
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あるボルボショップの日常、悪戦苦闘の日々。
by yoshimi-auto
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