tuesday's gone 昨日と同じように、午前中に雨が降って、午後には上がった。 本州の南岸にいた前線がどんどん東に移動して、等圧線が縦型になっていく。 今夜からまた真冬に戻って、東北や北陸は大雪、このあたりでもひょっとしたら氷点下。 関東では「春一番もどき」の暖風が吹いたそうだが、まだまだ遠い。 quiet tuesday と書けるのは、ずいぶん久しぶりのような気がするが、天気が良くなかったこともあって、お客様のご来訪は車検が済んだ940のYさんだけ、職人さんもメカニック以外はまったく登場してもらう場面がなく、ほんとうに静かな火曜日だった。 240のデモカーをもういちど造ってみようかと考えている。 2005年にいちどトライしたことがあって、 「05月12日 '90 ボルボ240GLワゴン ― デモカーをつくってみる」 その240は今も代車として充分活躍しているが、それから7年が経って、240という車自体はどんどん年をとっていくけれど、240に乗ってみたいという人は減らないという状態が続いていて、それはつまりこのモデルの「旧さ」を心配する人が増えているということでもある。 われわれは日々この車のメンテナンスに携わっているので、この車がデイリーユースで充分使えることもわかっているし、維持費といわれるメンテナンスコストも、長期的に考えると、じつは2000年以降のV70あたりとあまり変わらないんじゃないかとも思っている。 ただ、われわれが240に乗ってみたいというお客様に伝えることは、お客様の立場からするとセールストークとしてとらえられてしまうわけで(特に初めてのお客様には)、実際の車に何日か乗っていただくということ以上に説得力のある方法は、やはりない。 2005年のときの記事にも書いたように、 「これまで240の購入を考えておられる方が感じておられる年式や走行距離に対する不安への回答をいろんな場面でしてきましたが、コトバで説明するより実際に乗っていただいたり、私たちが乗ったりしながら、メンテナンス・レポートをしてみようという試み」なのだ。 今回の素材は、先日XC90をご購入いただいた石川県小松市のDさんからひきとった240、納車のとき一緒に来たご子息に「あの車どうするんですか?」と訊かれた240だ。 □ 1992/240GL WAGON --- クラシック・レッド --- 154,786km じつはこのプランは、彼のそのひとことに触発されたといってもいいものだ。 そのときは、「捨てないから大丈夫だよ」と言ったものの、15万kmを越えてなかなか商品にしづらい車をどうしたら捨てずに、あるいはまだ充分走る車を部品取りとしてバックヤードで眠らせずに済むかということを考えて、思い浮かんだのがこの再生プランだった。 もちろん代車として使うという選択肢は残されていたけれど、それよりもこちらのほうがたぶん会社にとっても役立ちそうだったし、なによりもその240が喜びそうな気がしたのだ。 ということで、この240の "re-birth (再生)"プロジェクトを始めます。 「走る・止まる・曲がる」という車本来の機能的なことに関しては前回と同様に、実験的な要素を加えながら、われわれが持っている経験的な知識をフルに発揮してしっかりと仕上げていくのはもちろんですが、今回はメカニカルなところだけでなく見映え、つまり外観とインテリアも魅力的なものにしていきたいと思っていて、それもできればきちっとデザインしていきたいと考えているのですが、さてそのあたりをどうするか。 経過も含めて、このブログで実況していきたいと思っています。 乞うご期待! and so on, 吉見自動車のツイッター 吉見自動車のストックリスト
by yoshimi-auto
| 2012-02-07 19:05
| good luck
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