snow on the windshield. 今朝も、車の窓はうっすらと雪化粧していたが、午後になって少し暖かくなった。 天気図を見ると、中国南部からの高気圧にすっぽりと覆われていて、やや春めいた陽気。 ただこれが続かないのが、この時期の天気でもある。 明日からの3連休は、なんとか気温はあがりそうだが、やや下り坂。 後半に春雨が降るかもしれない。 毎年毎年こんなことを繰り返して春になっていくわけで、普段の生活ならそれはそれで季節の移ろいとして愉しむこともできるが、今年だけは、なんとか早くと、ただ願うばかり。 春よ来い、早く来い。 愛知県の田原市というところから、お客様。 渥美半島にあるその町で、農業、キャベツとかトマトなどの栽培をされているというFさんのお目当ては、 ダークグリーンの92/940CLASSIC。 土曜日に来ていただく予定だったが、急遽その予定が早まり、Fさんのご希望で、最寄り駅にホテルを手配しての前日入りということになったのだった。 じつは、Fさんから問い合わせをいただいたときには、もう一人別の方から同じ車への来店予約をいただいていて、ひょっとしたらその人で決まってしまうかもという状況があったので、いてもたってもいられなかった、というのがFさんの気持ちかもしれない。 幸い昨日高砂市からお越しになったKさんとはうまくマッチングならず(もう少し距離の少ないのはないんですか、といわれてしまった。240は距離じゃないんだけどなあ)、そのことをお知らせしたら、今から行きます、という急な展開。 遠方からのお客様はしょっちゅうあるが、この「前のり」パターンは珍しい。 そして、それはそのまま、Fさんの熱意の表れともいえるので、そのご期待をしっかりと準備してお迎えしなければならない。 車そのものは、悪くない。 年末にXC90に乗り換えていただいた堺市Tさんからの下取り車。 平成17年11月の納車から、ずっと大切に乗ってもらっていた240で、納車時を含めると3回の車検や接触事故の修理、そして夏になるたびに手を入れていたエアコンも一通りの整備を終えていただけに、今回の乗り換えのときも最後まで、乗り続けるかどうか迷われていた車なので、Tさんからも、ぜひいい人を見つけてやってくださいと、託されている。 ダークグリーンのボディにタン(ベージュ)の革シート。 19年におよぶ歴代の240のなかでも、たぶんいちばんお洒落な、この最終モデルにしかないコーディネーションは、アパレル関係の仕事をしていらっしゃるTさんからの指定を受けて探した一台で、240が絶滅危惧種になってしまった今となっては、オーダーをもらっても、なかなか見つける自信のない組み合わせのひとつだ。 Fさんが魅かれたのもこのコーディネーションだったそうだ。 もちろん、いくら状態がいいといっても旧い車だから、詳細なところは点検してみなければわからないけれど、この5年間われわれがみっちり手を入れてきたという安心感は、これから240に乗ろうという人だけでなく、販売するわれわれ自身が強く感じていることでもある。 いつもと同じように、万博外周をひとまわり。 ご試乗後、今乗っていらっしゃる850のことも含めて細かな条件を詰め、見積書を作成。 他に候補車があること、そしてご家族との相談(これが乗り越えられなくて流れる商談は、特に240の場合、数え切れないほどある)があるということで、残念ながら即決はいただけなかったが、ぜひとも長年の夢を(今の850を購入するときも、じつは240に乗りたかったということだった)、叶えていただきたいと思う。 あとは、ひたすら祈るのみ、であります。 Good Luck ! and so on, 吉見自動車のツイッター 吉見自動車のストックリスト
by yoshimi-auto
| 2011-03-18 17:55
| good luck
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